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教育訓練給付制度とは

 働く人の主体的な能力開発の取組みを支援し、雇用の安定と再就職の促進を図ることを目的とする雇用保険の給付制度。
 一定の条件を満たす雇用保険の一般被保険者(在職者)又は一般被保険者であった方(離職者)が、厚生労働大臣の指定する教育訓練を受講し修了した場合、本人が教育訓練施設に支払った教育訓練経費の一定割合に相当する額(上限有り)をハローワーク(公共職業安定所)から支給される。

教育訓練給付制度利用の体験談

 私の場合、【生涯学習のユーキャン】インテリアコーディネーターを受講しました。
利用する講座などで多少の違いはありますが、基本的には一緒です。
私の体験を例にお話します。

制度利用の対象となる方

@次の【a】又は【b】のいずれかに該当する方

【a】雇用保険の一般被保険者の方

厚生労働大臣が指定した教育訓練の受講を開始した日に、雇用保険の一般被保険者で被保険者期間が通算して3年以上であること。

【b】雇用保険の一般被保険者であった方

受講開始日に一般被保険者でない方のうち、一般被保険者資格を喪失した日(離職日の翌日)以降、受講開始日までが1年以内であり、かつ雇用保険の一般被保険者で被保険者期間が通算して3年以上であること。
※被保険者期間の中断が1年以内の場合、受講開始時に、通算3年あれば対象てなる。
※被保険者でなくなってから、1年以内に受講を開始した場合も対象となる。

A以上の【a】【b】の方で、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した方が対象となります。

 私が利用した【生涯学習のユーキャン】で教育訓練給付金制度を利用するためのインテリアコーディネーター講座の修了課題と修了基準は下記のとおりです。

「標準学習期間8ヶ月」の2倍以内の期間内(16ヶ月以内)に、下記をクリアしなくてはいけない。

第8回添削課題(販売・模擬試験)で175点以上(250点満点)

第9回添削課題(基礎・模擬試験)で175点以上(250点満点)

第12回添削課題(2次模擬試験)で154点以上(220点満点)

例外1

 一般被保険者でなくなった日から1年以内に妊娠、出産、育児、疾病、負傷等の理由により受講することができない旨を、公共職業安定所長に申し出た場合には、1年にその日数を加えた期間(,4年を限度)内は対象となる。

例外2

 過去に「教育訓練給付金」の支給を受けたことがある場合には、支給を受けた教育訓練を開始した日から3年以上経過していることが条件。又、同時に複数の教育訓練講座について支給申請はできない。

支給額

 対象の教育訓練を受けて修了した場合、その受講のために受講者本人が教育訓練施設に対して支払った教育訓練経費の40%(雇用保険の一般被保険者期間が5年以上ある方)、20%(雇用保険の一般被保険者期間が3年以上5年未満の方)に相当する額が支給される。
※利用条件など詳細はユーキャン(もしくは厚生労働省)の紹介ページで確認してください。

 教育訓練経費とは

申請者自らが教育訓練施設に対して支払った入学料及び受講料(最大1年分)の合計をいいます。
検定試験の受験料、受講に当たって必ずしも必要とされない補助教材費、教育訓練の補助費、教育訓練施設が実施する各種行事参加に係る費用などについては含まれない。

 私の場合、雇用保険の一般被保険者期間が5年以上ある方に該当するので、40%支給されました。

 当時のインテリアコーディネーター講座の受講料 ・・・ 47,000円

 47,000円 × 40% = 18,800円

 支給金額 ・・・ 18,800円

 自己負担額 ・・・ 28,200円

試験料13,500円、全国統一模擬試験料7,900円は対象となりません。

申請の手続き

申請者
教育訓練を受講した本人。(疾病又は負傷、一ヶ月を超える長期の海外出張等、その他やむを得ない理由があると認められた場合を除く)
申請先
本人の住所を管轄するハローワーク
提出書類
@教育訓練給付金支給申請書
 教育訓練の受講終了後、教育訓練施設が用紙を配布。
A教育訓練修了証明書
 教育訓練施設の長が、その施設の修了認定基準に基づいて、受講者の教育訓練修了を認定した場合に発行する。
B領収書
 教育訓練施設の長が、受講者本人が支払った教育訓練経費について発行する。
C本人・住所確認書類
 申請者の本人確認と住所確認を行うための、官公署が発行する証明書。
D雇用保険被保険者証
申請の時期
教育訓練の受講修了日の翌日から起算して1ヶ月以内に支給申請手続きを行う。これを過ぎると申請が受けられない。

実際の手続きの流れ

 私の場合、

  1. 講座の修了

    ※修了期限までに添削課題をすべて提出し、修了課題の得点(評価)が基準点以上であること。

    ※学費は全額自己負担で支払い済みであること。

  2. 手続きの開始

    受講が修了したら、標準学習期間経過後、教育訓練給付金受給の手引きと同封されている「教育訓練修了証明依頼書」に必要事項を記入し、返信用封筒に入れ、ユーキャンに郵送。

  3. 申請書類の発行

    ユーキャンより折り返し、@教育訓練給付金支給申請書・A教育訓練修了証明書・B領収書の申請用書類が届く。

  4. 申請準備・手続き

    上記@〜Bが届いたら、@に必要事項を記入しC本人・住所確認書類(運転免許書など)・D雇用保険被保険者証の書類を準備する。

    Aの受講修了日から1ヶ月以内に、本人が自分の住所を管轄するハローワーク(公共職業安定所)に@〜Dの書類を提出する。

  5. 記入漏れや書類に不備がないかという審査の後、支給が決定され、自分が指定する銀行口座に給付金が振り込まれる。

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