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指しゃぶりを止めさせた体験談

 育児で多い悩みの一つ "指しゃぶり" 。
さまざまな情報がありますが、指しゃぶり自体が良いものなのか悪いものなのか、それすらさまざまで混乱しているママ・パパも多いと思います。

いつまでしていていいのか、止めさせる方法は、歯並びへの影響は?・・・

 そして私もそんな悩みを抱えたママの一人でした。
そんな私が身近な物を使って考えた指しゃぶりを止めさせるためのアイディアを体験談でご紹介します。

娘の指しゃぶりの状況

 息子の時は指しゃぶりが始まり、おしゃぶりと併用し、どっちつかずという状態が2,3ヶ月続き、自然と両方なくなりました。
悩むことなく終わっていったので、今回娘の指しゃぶりでこんなに悩むことになるとは、予想もしていませんでした。

 娘の指しゃぶりは左の親指。
左の親指に落ち着いたのは生後6ヶ月くらいの時だと思います。
タオルを手にするとセットのように指しゃぶりが始まるという状況でした。
 抱っこで寝かせる時など、タオルがなければ指しゃぶりをすることがなかったので、タオルさえ与えなければ、指しゃぶりは自然に止めさせられるものだと思っていました。

 それが1歳半を過ぎた頃から、基本的にはタオルとセットというのは変わらずでしが、タオルがなくとも指しゃぶりをするようになってしまいました。
 眠くなる、退屈する、必ず指しゃぶりをするようになるり、無理やり指を取ろう物なら、断固として口から指を離さないというほど嫌がります。

 指しゃぶりの役割は心の安定剤と言われています。
お母さんのおっぱいを口にしている感覚を再現して、安心を得るためにしている行為なので、子供自身の納得なしで指しゃぶりを止めさせることは、ストレスになるだけと育児書には書かれています。
 実際娘に置き換えても、無理やり取るということは不可能なことです。
毎晩私の横でコクコクと指を吸っている娘をただ黙って見過ごすことしか出来ませんでした。

 小児科に相談してみました。
「まだ2歳前だから本人の意思で止めさせられる時期を待つしかない」、というお答えでした。

歯並びが一番心配するところなのですが、そのことに関しては歯科医師と小児科の医師とは意見が食い違うようで、いつまでに止めないと歯並びに影響があるという時期に関してははっきりしないものでした。

 顔の骨格は大きく変化していくものだから、いつまでに止めさせなければいけないと神経質にならない方が良いといわれました。そんな医師のアドバイスに、正直私は娘の指しゃぶりは仕方のないことだと一瞬肯定されたような気持ちになりました。

 とはいえ、やはり親として歯並びが悪くなるかもしれないという可能性を見過ごすことは出来ない。
駄目もとで私に出来ることを、今からでもやってみようと思いました。
 娘の様子を見ながら無理強いをせずに、ストレスを感じないように、出来れば楽しく止めさせるきっかけを見つけれればという思いでいろいろアイディアを考えてみました。

娘の一日の指しゃぶりの現状把握

朝方 ・・・ 眠りが浅くなっているからか、親指が口に入ったまま。

昼間 ・・・ タオルを手にすると指しゃぶりが始まる。タオルがないといられないという訳ではない。

お昼寝 ・・・ 眠たくなるとタオルを欲しがり、指しゃぶりですぐに寝てしまう。

夜の寝入り ・・・ ベッドの部屋に行くとタオルを探し、そのまま指しゃぶりが始まる。タオルをとるとひどく泣く。

夜中 ・・・眠りが浅い時をきっかけに指しゃぶりをしている模様。親指のフヤケ具合から、そのまま口に入ったまま朝を迎えることもある模様。

昼間の指しゃぶりを止めさせた方法

 昼間の指しゃぶりは思ったほど苦労することなく、試したこと全て成功し、ほぼ無くすことができました。

タオル除去

娘の目に入るタオルを全て手の届かないところに移動させました。
キッチンの私用の手拭タオルももちろん、タオル地で出来たおもちゃも片付けました。

【結果】

驚いたことに、タオルがなくても(指しゃぶりしなくても)、何も変わらない一日でした。
タオルを欲しがる素振りが無いわけではないですが、渡さないと泣き続けるというわけでもありませんでした。

おんぶでお昼寝

眠たくなったと感じたときや、時間が来たらおんぶをしました。
おんぶをしていれば、指しゃぶりをしないで寝ることがよくあったのでこの方法を取りました。

【結果】

はじめは指しゃぶりをしました。
でもその度、「おてて、しょうだい!」と言い、手を握ってあげたりすることで、指しゃぶりをすることなく眠るようになりました。
背中にくっついているということで、安心感があるのだと思います。おかげで娘は1歳10ヶ月の今でもオンブをしています。・・・11kg。。。

夜の寝入り〜夜中〜朝方にかけて指しゃぶりを止めさせようとした方法

問題は私の目が行き届かない夜中でした。次のことを試してみました。

試したこと@ 親指に犬の絵を描く。

娘は動物に興味があります。
油性マジックで犬の絵を描き、口に入れようとすると「いた! いたいよぉぉ」と犬になりすまし、指しゃぶりをすると犬が痛がるから止めようね作戦。

指に絵を描く時も、その絵を口に入れてしまう時も、面白いリアクションで楽しい雰囲気を心がけました。

【結果】

朝起きたら犬の絵は消えていました。いつもどおりに指しゃぶりをしていたということです。

【失敗因】

娘の反応が良かったのでこれはと思ったのですが時期が早すぎました。分かっているようで分かっていないという感じでした。

試したことA 手袋

100円均一でこちらの二本指の手袋を購入しました。
冬だったので毛糸の手袋にしましたが、一応蒸さるかもと思い、片方は親指意外は切り、ほつれ防止に切り口を縫いました。

夜中に指を吸おうとする時に障害があれば諦めて寝付くだろう作戦。

【結果】

二日間成功しました。朝早く起きたものの、はじめの二日間は夜中の指しゃぶりを全くすることなく朝を迎えることが出来ました。
が、三日目からは自分で手袋を外してしまい、意味がありませんでした。

【失敗因】

手袋の手首の部分が長い物にすれば結果は変わっていたかもしれません。簡単に外せてしまう手袋だったことが一番の原因。

 とりあえず思い付くアイディアで試してみましたがどれも失敗に終わりました。
小児科の先生が言うように娘はまだ2歳。昼間の指しゃぶりはなくなったことだけでも良しとしようと、様子を見ることにしました。

1歳9ヶ月の時の指の異常

 そんな時いつも吸っている左手親指に異変が。

指が赤くなり、ちょっと腫れたかなという程度の症状が現れました。
なんとなく菌が入ったような感じではあったけど、ひどいものではなかったのでほかっておきました。もちろんその間も娘は指を吸っていました。

2、3日が経ち血豆のようなものが出来、その周りに膿のようなものが溜まりました。
その時の痛みはピークだったようで、いつものように指を吸うと大声で泣きました。  そんな状態でも何度も指を口に入れてしまう。身を削ってでも吸い続ける娘の指しゃぶりにちょっと恐怖を感じました。

 病院で、抗生物質が処方され、「治るまでなんとか吸わせない状況を考えてみましょう」と言われました。
先生は以前から子供の意思を尊重した治療の仕方をする方だと感じていたので、そう言われて少し驚き、改めて本格的に指しゃぶりをやめさせた方が良いのではと決意しました。

 そこで今まで試し、失敗した指しゃぶり防止アイディアはダメなので、テーピングを使うこと。テーピングを使うことの危険性などを把握しておきたかったので不安に思うことを尋ねました。

・何らかの原因でテーピングがほどけ、それが娘の首に巻きつかないか
 もうすぐ2歳になるので万が一そのような状況なった場合、自らの意思で訴えられるから多分大丈夫。しかし、1歳未満の子に関して巻きついた例はあるらしいので全く安全だと言えないようでした。(それがテーピングだったかは分からない)
・テーピングを口に入れ吸うことに関して
 基本的に医療用なので殺菌されているから問題はない。
・粘着性の物が皮膚に触れ続けることについて。
 カブレる可能性がある。毎日同じ場所に巻かないようにすれば良いだろう。

指しゃぶり卒業の兆し

 早速薬局で切れない薄手のテーピングを購入しました。
どこにでも売っているただただ普通の医療用のテーピング。
 昼間にバンドエイドで親指を覆ったことがあるのですが、嫌がり自分で簡単にはがしてしまったので、長めに使用しました。
とは言え、長く使うと皮膚に触れる面積が増えカブレの可能性は増えるし、圧迫感だって心配になります。
そこれで考えたのが親指に巻き、そのまま服の袖にも巻きつけるというもの。

こんな感じで巻きました。
どんなひどいケガ!?って感じですが、私にとっては娘の指しゃぶりは重症そのものなのです。
わざとごわつかせて指に巻いています。あまりキレイに巻いてしまうと自分の親指と変わらないと感じてしまわないように。実際口に入れたときにいつもと変わらない親指と感じればそのまま吸ってしまうのではないかと思ったから・・。





テーピング
寝入れの時のタオルと指しゃぶりを外すことは難しいと思ったので、昼寝同様夜もおんぶで寝かせました。
寝入ってからおろし、上記のように指にテーピングを巻きます。
【結果】 ・・・ 大成功です。テーピングを巻きだしてから2週間が経ちますが、今のところ指しゃぶりすることなく普通の朝を迎えています。
始めの2日間は夜中に泣きそうになったりすることがありましたが、大泣きということもなく。3日目からは静かに眠り、テーピングを取ることなく朝です。朝方から起きるまであんなに入れっぱなしだった指が嘘のようです。

 本当に驚きな結果でした。今だから言えますが、こんなに簡単に夜中の指しゃぶりが止むとは思っていませんでした。
傷になり痛みを経験した頃から、おおげさまでに指を入れると痛いというジェスチャーをしてきたのも良い結果を招いたように感じます。テーピングだけのおかげではないのかもしれませんが、テーピングとても良いです。
娘を見ていても指しゃぶりを我慢するというストレスを感じてる風はなく、いつもと何も変わりません。
 
 まだテーピングの装着は継続中なので、完全に指しゃぶりを卒業したとは言い切れません。
寝入りに関しても、寝ようと起きたままの娘と布団に入ったことはまだありません。
もしかしたら指しゃぶりの心配もなく寝てくれるのかもしれません。しかし万が一指しゃぶりが始まり、それがきっかけでまた指しゃぶりを思い出してしまうのが怖いので試していません。
 しばらくこの状態を続けて、指しゃぶりの事なんて忘れていまう日を待とうと思っています。
その時まで私は頑張っておんぶをしようと思っています。
 
 指しゃぶりを止めさせたきっかけは指に起きた異変からでした。今回はその指に出来た傷が良いきっかけになったてくれました。
指しゃぶりに関して、いつまでしてて良くて、いつからはしてはいけないという考え方ではないと思いました。
親の無理強いで出来ることではないので、子供のストレスにならないタイミング・事柄を見逃さないようにすることだと思います。

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